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イスタンブール 2014 (3)アジア側 [アジアの町紀行]

エミノニュやカラキョイ、ベシクタシュからフェリーでボスフォラス海峡を渡る。海峡の幅は約3キロあり、対岸に見えている町まで、船で渡りきるのに20分~30分と、思いのほか時間がかかった。そうして上陸したユスキュダルの船着き場は、もはやヨーロッパ大陸ではなく、アジアなのだ。
そう思って町を眺めると、ここはまたこれまで見てきたイスタンブールの旧市街や新市街とは雰囲気が異なる。建物が密集しておらず、そのせいか空がとても広い。家々も飾り気がなく、人々も古臭い感じだ。おじさん方はみな口髭を生やしているし、ヒジャブ(スカーフ)を頭に巻いた女性はヨーロッパ側よりもずっと多い。そして、全体的に土臭いというか、街中にうっすらと砂埃の舞うような、茫漠とした感じがした。だからこそ、この街には肩肘の張らない気安さがあったし、歩けば人々の素直なやさしさが身にしみた。

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ユスキュダルの船着き場。

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ユスキュダルの中心にあるミフリマー・ジャーミィ。


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ミフリマー・ジャーミィの周辺はユスキュダルの繁華街。市場もあってとても賑やかだ。
日本も浅草をはじめ寺社のそばに繁華街ができることが多いが、イスラム圏でも同じのようだ。


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自宅の前でくつろぐこのおじさんは、うちで一緒にチャイを飲もうと言ってくれた。
旧市街や新市街で、「チャイでもどう?」と言ってくるひとにロクな人はいなかったから
勇気が出せずに断った。おじさんはとても悲しそうな顔をした。
その顔をみて、おじさんの善意は本物だったのだと思った。申し訳ない。


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住宅街に、名も知れぬチャイハネともバーともつかぬ店がある。
昼間から集まっておしゃべりするイスラムのおじさま達の御用達である。


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アジア側には、オスマン様式の古い伝統的な家屋がたくさん残っていると聞いていたが、そんなことはなかった。ほとんどは現代風の、取り立てて特徴があると思えない住宅ばかりで、その点ではがっかりした。
ところどころに、今にも崩れ落ちそうな古い家が残されているが、それらに人が住んでいる気配はなかった。



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この建物も古いが、状態は比較的良い。


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ボスフォラスを臨む美しい高台の住宅街。

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海沿いにオスマン様式の建物が残る一角があった。


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海を臨む高台に、奇跡のように美しい抜け道を見つけた。


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この高台のあたりでは、オスマン様式の建物が修復されたり、その特徴である
2階の出窓のついた住宅が新しく作られたりする光景も目にすることができた。


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ボスフォラス海峡、ユスキュダル沖に浮かぶ美しいクズ塔。
数々の美しくも悲しい伝説を持ち、「乙女の塔」と呼ばれる。


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ウスキュダルとその南の町、ハレムとの間の海峡沿いには、
いまカフェやレストランが並び、若者が集まる。背後はヨーロッパ側の街並みが。


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再び、船着き場前の広場に戻る。

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撮影:2014年3月
本文:2015年2月



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