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加太 2015 [日本の町散歩(近畿)]

加太(かだ)といっても、全国的には知る人は少ない。しかし、大阪から湾岸沿いに南下し、紀淡海峡に突き出した岬を越えて南紀側、黒潮の流れる太平洋側に出たところにある小さな漁港町であるというと、ピンとくる人はいるのではないか。そう、地形条件からしても、加太は関西でも指折りの、美味い魚が釣れ、そして食える町なのである。とくに、年間を通して獲れる天然真鯛の美味さは全国屈指と云われるほどなのだが、いかんせん関西人からしても、地味な場所という印象は拭えない。関東には、マグロ料理で賑わう三崎があるし、湘南から三浦にかけても生シラスを求めて行列のできる腰越や小坪といった場所がある。加太は大阪からも近い立地にあり、みさき公園あたりから加太にかけての半島部分なんか、逗子~葉山あたりの感じに似ていないかしら・・・・、加太が関東の三崎や葉山みたいになればいいなあ・・等と思いながら、改めてじっくり街を歩いてみることにした。

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加太へは電車も通じているが、難波からいったん和歌山市へ出て、そこから加太線というローカル線に乗り換えるというやや不便なルート。だが、それがいい・・・・と、思ってくれる人はそんなに多くないだろうな。

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夏休みと云う事もあるのか、意外に賑わっている加太駅。


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加太駅。明治45年開業時の駅舎がそのまま残る。


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駅前の様子。絵に描いたように純然たる駅前商店。
こうした土産物屋兼軽食・喫茶店が今日も元気にお店を開けているのが嬉しい。


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加太駅から漁港を囲む加太の町へは少し距離があり、10分ほど歩いてゆくことになる。

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元、加太警察署という建物。
明治の終わりごろの建築で、昭和39年まで警察署として使われたという。


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これも由緒ありげな建物。旅館?料亭?妓楼?


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現役の銭湯も。本来の加太の町と駅をつなぐこの界隈を新町というようだ。


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消防署前の道しるべを過ぎたあたりから古い町並みが始まる。


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なかなか重厚感ある町並みである。


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左が加太春日神社。
右の商店は地元で大人気の揚げパン屋「きしもと」。美味しかった。


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海へと抜けてゆく道。


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川沿いに出てきた。この堤川をたどると間もなく河口(海)だ。


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趣き深い煉瓦蔵。


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どことなく逗子市内を鐙摺方面へ流れる田越川に似ているような気がする。
逗子には若者の店も沢山あるが、加太には皆無・・。


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堤川の河口にかかる加太大橋。いよいよ港である。


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加太港全景。


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加太港はもちろん漁港だが、紀淡海峡に浮かぶ無人島「友ヶ島」への渡船も出ている。
左に停泊しているのが友ヶ島への渡船。


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友ヶ島への渡船は日中は二時間おきの運航だが
冬季は週末のみの営業になる等運休日も多く、事前に確認が必要だ。


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「加太おさかな倉庫」は漁協の施設のようだ。
魚の販売等のほかイベント会場としても使用されるとのこと。


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加太港に面して、「いなさ」「大阪屋(ひいなの湯)」等いくつかの料理屋や旅館が並ぶ。
どれも建物の古臭さは否めないが・・・口コミサイト等ではなかなかの高評価である。


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加太港の一角に鎮座する「淡嶋神社」。人形供養で有名な神社である。
本殿までゆくとちょっとシュールな光景が見られるが、人形好きの人にとっては聖地であろう。
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鳥居の右の建物は「加太観光センター」なのだが・・・
廃業してしまったのか??以前ここを訪れた時は、一階にあった食堂にお世話になった。
何てことなさそうな食堂にも関わらず、めっぽう美味い鯛が食えたのだが。落涙。
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鳥居前に海鮮丼や浜焼きを食べさせる茶店ふうの店が3軒
観光センター亡き後の加太のグルメ事情をしっかり支えているようだ。
港の南側の町並み散策を続ける。
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よもぎ餅は、海産物と並ぶ加太の名物らしい。
何軒か見かけたが、今も昼過ぎには売り切れるほどの人気があるという。
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役行者が修行したというお堂へと登ってゆく道。
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ふたたび海へ
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友ヶ島と淡路島が見える。
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今度は加太港の東、北側の町並みへと歩いてゆく。
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庄治酒店。小粒ながらどっしりした店構えである。
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漁港の北側は海水浴場である。
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友ヶ島の島並みを眺めながら、・・・穴場の海水浴場である。
撮影:2015年8月
本文:2016年10月

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