登米 2016 [日本の町散歩(東北)]
登米、と書いて「とよま」と読む。広域では読み間違えられることが面倒なのか簡単に「とめ」と読ませるが、町の名前はあくまでも「とよま」。北上川の中~下流域にかけての舟運の要として、古くから栄えてきた町には多くのお屋敷や商家建築が残り、「みやぎの明治村」として風情と風格ある一角が形成されている。
しかし私はどうもこの町に対してあまり良い印象は持てなかった。確かに多くの歴史的建築物が散在してはいる。武家屋敷の並ぶ前小路等の風景は見事だ。が、どうも町そのものの鼓動が感じられない。町のしての統一感、まとまりがなく、広域である「登米(とめ)市」の単なる一地区になってしまった印象だ。もっとも閉口したのは、町のど真ん中を東西に突っ切る肝心の大手通りがいまや尋常ならざるダンプ街道になってしまっていることだ。どうしたことか、右からも左からもダンプカーが次から次へとやってきて、地響きとともに通り過ぎて、止むことがない。これでは町の雰囲気も息遣いもなにもあったものではない。聞けばこの県道は、さらに拡幅するのだという。いち旅行者があずかり知らぬ地域の事情があるのかもしれないし、何より歩行者保護のための苦肉の策だろうが、実にまずいことをするものだ。この町は、登米(とめ)市に吸収されて以降、誇りを失ったのかもしれない。
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(現在、工事中)
しかし私はどうもこの町に対してあまり良い印象は持てなかった。確かに多くの歴史的建築物が散在してはいる。武家屋敷の並ぶ前小路等の風景は見事だ。が、どうも町そのものの鼓動が感じられない。町のしての統一感、まとまりがなく、広域である「登米(とめ)市」の単なる一地区になってしまった印象だ。もっとも閉口したのは、町のど真ん中を東西に突っ切る肝心の大手通りがいまや尋常ならざるダンプ街道になってしまっていることだ。どうしたことか、右からも左からもダンプカーが次から次へとやってきて、地響きとともに通り過ぎて、止むことがない。これでは町の雰囲気も息遣いもなにもあったものではない。聞けばこの県道は、さらに拡幅するのだという。いち旅行者があずかり知らぬ地域の事情があるのかもしれないし、何より歩行者保護のための苦肉の策だろうが、実にまずいことをするものだ。この町は、登米(とめ)市に吸収されて以降、誇りを失ったのかもしれない。
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(現在、工事中)
撮影:2016年9月
2017-10-02 09:13
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