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釜山 2008 [アジアの町紀行]

韓国第二の都市、釜山。日本から最も近い、異国の街でもある。
本州の西端、下関を夜19時に出港した巨大な「関釜フェリー」は、早朝、釜山に入港し、8時に入国審査事務所が開くまで、沖合に停泊する。
港内には、見渡す限りコンテナ貨物がどこまでも積みおかれており、早朝の仕分け作業がいたるところで行われている。さすがは世界に冠たる北アジアのハブ港である。
その背後では、薄明の中、いくつもの山が港にせり出すように鎮座し、海とのわずかな隙間に、押し黙った高層ビルがびっしりと林立しているのが見える。
想像を超える、それは都市の偉容であった。

私は大阪出身であるので、「第二の都市」というものに言いようのない親近感を覚える。マドリッドに対するバルセロナ、北京に対する上海。
この街は、いったいどのような表情を見せてくれるのだろうか。
ソウルとは異なった文化、ファッションを発信する街であろうか。

期待を胸に、私は船を降りた。

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釜山港、チャガルチ市場にて。


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