西安の夜 2009-11 [アジアの町紀行]
なんの変哲もない町並みとなった現代の西安だが、この大都市の中心にいまも鎮座する明代の鐘楼、鼓楼の存在感だけは、さすがに名にし負う歴史都市と思わせる。
そして、そのすぐ北西側に広がっている「回民街」・・・
西安へ行ったなら、この回民街へ、ぜひ足を運んでいただきたい。
そこでは、トレードマークの白いイスラム帽をかぶった男達やスカーフをまとった女性達が日々生活を紡ぎ、商売をしているが、長い歴史を経て中国の風土に馴染んできた彼らの顔立ちは、漢民族と大差ない。でも、その立ち居振る舞いや表情などは微妙に違うし、もちろん生活習慣や風俗などは独自のものをいまも堅持し、漢民族とは別の社会を形成しているといっても過言ではない。
都心にありながら、再開発を拒み続けるこの回族居住区は、おそらく現代の西安で、唯一、この町がかつて世界の中心であったと思い起こさせ、遠いシルクロードの香りを今に伝える貴重な存在である。
西安の陽が落ちて、お腹がすいてきたなら、いざ回民街へ繰り出そう。
そうしたら思い出せるかもしれない、この街が、かつて世界のコスモポリタンであったことを。
そして、そのすぐ北西側に広がっている「回民街」・・・
西安へ行ったなら、この回民街へ、ぜひ足を運んでいただきたい。
そこでは、トレードマークの白いイスラム帽をかぶった男達やスカーフをまとった女性達が日々生活を紡ぎ、商売をしているが、長い歴史を経て中国の風土に馴染んできた彼らの顔立ちは、漢民族と大差ない。でも、その立ち居振る舞いや表情などは微妙に違うし、もちろん生活習慣や風俗などは独自のものをいまも堅持し、漢民族とは別の社会を形成しているといっても過言ではない。
都心にありながら、再開発を拒み続けるこの回族居住区は、おそらく現代の西安で、唯一、この町がかつて世界の中心であったと思い起こさせ、遠いシルクロードの香りを今に伝える貴重な存在である。
西安の陽が落ちて、お腹がすいてきたなら、いざ回民街へ繰り出そう。
そうしたら思い出せるかもしれない、この街が、かつて世界のコスモポリタンであったことを。