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レゴン(熱貢)(同仁) 2013 (2) [アジアの町紀行]

レゴンの町の周辺地域は、チベットでも有数の仏教美術の里であると、先に書いた。
とくに、ロンウォ河に沿って開けた狭い盆地にあるセンゲション、ゴマル、ニェントホ、カサルの4つの村にはそれぞれ由緒正しきゴンパ(寺院)があり、その周辺にアーティストが多く住んで、創作活動に励んでいるという。
レゴン滞在二日目は、レゴン市内からロンウォ河のほとりを上流方面に歩き、郊外にあるニェントホ、ゴマル、センゲションの村を訪ね、その雰囲気を楽しんでみた。

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センゲションの村(五屯上村)


レゴンから、まずはロンウォ河の右岸に沿って川をさかのぼる。途中にニェントホの村があり、その先のゴマル村まではレゴンから約7kmの道のりという。早春を感じさせるチベットの河のほとりの牧歌的な散策路が私を待っているはずだ。

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ニェントホ村

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ニェントホからゴマルへと続く道。街道筋のような、いい雰囲気である。
このあたりでは、トラクターをタクシー代わりにして、地元の人々が移動している。

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と、思ったのもつかの間、街道筋は、右から有無を言わさず寄ってきた大きな自動車道路に吸収され、すぐに消息を絶ってしまった。この先、この無機質な自動車道路を歩くしかないようだ。

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もとは、さきほどのようないい雰囲気の道がゴマルまで通じていたのだろう。しかし、中国当局によってこうした非人間的な道路に造り変えられてしまったのだと思われる。

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道路の傍に残る小さなチョルテン(仏塔)。
こんな自動車道路が通る前には、さぞ

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道路からロンウォ河の堤防沿いに、いかにも社会主義的な、こんな住宅群が作られていた。
工場らしき建物があったので、その従業員たちの住宅であろうか。
それでも何軒かの家でチベットの人々が、庭に出て遊んでいるのが見えた。

ダンプカーが猛スピードで走る無機質な自動車道路をひとりトボトボ歩き続けると、だんだん気持ちも沈んでくる。
しかし、そのうち右側のロンウォ河の川岸に沿って農地が広がるようになってきて、やや萎えた気持ちを持ち直した。

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レゴンから徒歩90分、いよいよゴマル村に到着のようだ。
村の入り口には、政府が作ったと思われる、さも大儀そうな門がある。
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このゴマル村の中心は、

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4

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このゴマル村は、本当に雰囲気のいいところで、人々の顔つきは穏やかで、肩肘張ったところがなく、みな仲が良いように見えた。
仏教美術の里としては、センゲションのほうが有名であるが、

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ゴマルからセンゲションへは、ロンウォ河を渡るだけである。ちょうどお互いに河の対岸に位置しているのだ。
それでも数年前までは、この二つの有名な村をつなぐ橋は無かったので、ずっと上流まで行って橋を渡る必要があった。

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センゲションに入る。

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このあたりはアーティスト達の住居と見えて、高級車がよく停まっていた。
タンカは、高いものでは一枚日本円で数百万円、数千万の値がつくものがあるという。

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センゲションからは、レゴンまでロンウォ河の左岸をバスで帰った。
バス通りだからと敬遠していた左岸の道だが、結果的には右岸のダンプ街道よりずっとこちらのほうが牧歌的で、雰囲気が良かった。
次回再訪する際には、左岸の道を歩いてみようと思う。
また、今回はカサルの村へは行くことができなかったので、そちらも訪ねてみたい。

撮影:2013年3月
本文:2014年2月


















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