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CHRISTMAS - MUSIC CALLENDER vol.2 DECEMBER [NO MUSIC , NO LIFE]

 冷え込んでくるこの季節が、僕は嫌いではないです。街の灯火がひときわ輝いて見え、人の温もりがいっそう身近に感じられるから。
 そんな季節を、君と過ごせる幸せに、僕は本当に感謝しなければ。今月は特別に、300曲近いクリスマスソングの中から、選りすぐりの曲を集め、君のことばかりかんがえながら、作りました。
 メリー・クリスマス! これからもよろしく!

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PHILLY'S SOUL - MUSIC CALLENDER vol.2 NOVEMBER [NO MUSIC , NO LIFE]

 1960年代後半から70年代にかけて、フィラデルフィアの街はひときわ燦然と輝やく存在だったといいます。ひとつは、フィラデルフィア・オーケストラ。そして、もうひとつは、フィリー・ソウル。アメリカ全土から腕に覚えのある黒人ミュージシャン達がこぞって移住し、トム・ベルやケネス・ギャンブル、レオン・ハフといった名プロデューサーのもとで、キラ星のように活動を行いました。
 満ち足りたスィートな名曲の数々は、苦悶に満ちた他の街でのソウル・ミュージックとは一線を画し、自らMFSBと名乗って活動を行ったスタジオ専属バックセクションの名手たちに支えられて、アメリカが本来持っているリベラルでポジティブな風を伝えてくれます。

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LEONARD BERNSTEIN - MUSIC CALLENDER vol.2 OCTOBER [NO MUSIC , NO LIFE]

 男子ならば?、自分が憧れ、理想とする「マイ・ヒーロー」が誰でも一人は居るものだといいますが、私の場合はこの人、レナード・バーンスタイン。
 思春期を彼の指揮するグスタフ・マーラーの音楽とともに過ごし、思えば今の私の最も根っこの部分は、そこでつくられたのだと思います。人が好き、音楽が好き、そして世の中が好きでしょうがなくて、ちょっとミーハーでおせっかい。
 クラシックなのにビートは弾み、ありったけの愛ほとばしり天を駆けるがごとき初期~中期の演奏。音楽にこめられた言葉にならないどろどろの人間感情を、大きな肯定の血と汗で色濃く綴った晩年の演奏。いずれも私にとって生涯の教科書であり宝物です。

STEPHANE GRAPPELLI - MUSIC CALLENDER vol.2 SEPTEMBER [NO MUSIC , NO LIFE]

 ステファン・グラッペリ、フランスの至宝。初来日がなんと1989年と遅かったことから、日本ではあまり有名ではありませんが、世界で初めてヴァイオリンでジャズを奏でた、粋な音楽家です。貧しい少年時代に独学でヴァイオリンを練習し、18歳でデビュー。89歳で亡くなるまでバリバリの現役を貫き、ジャンルを超えて様々な音楽家と競演しました。
 ヴァイオリン一本を片手に、シャンソンからクラシックまで、ありとあらゆるメロディーを弾きこなしたスーパー・ヴァイオリン爺さん。ここに収録した演奏は、ほぼ1980年代以降の晩年の録音ですが、その音色は、長い人生の喜びも悲しみもみんな溶け混んでいて、それでいながら、人生の息吹をいっぱいに謳歌するとても若々しいもの。素敵です。

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CURTIS MAYFIELD - MUSIC CALLENDER vol.2 AUGUST [NO MUSIC , NO LIFE]

 カーティス・メイフィールド。その名前を口にするだけで、あのカーティス・スマイルが脳裏をよぎる、希望が湧く。強くて、大きくて、優しく、しなやかな人。
 黒人差別、ベトナム戦争、麻薬・・・アメリカの黒人社会の、もっとも辛かった時代に、一歩も引かずに、おかしいことはおかしいと、強く歌った人。愛や生の悦びを、その赤裸々なありさまを、いつくしみ称えた人。
 私の人生の、かけがえのない師匠のひとり。永遠に忘れられない魂の巨星。

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