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足利 2015 [日本の町散歩(関東)]

足利もまた、機どころとして栄えた街。
桐生がそうであるように、建物や店構えの独特のセンスの良さは織物の町ならでは。しかしそれ以上に足利は、清流と緑と、史跡の街という印象も強く、ゆうゆうとした印象がある。
清流はもちろん、街のすぐ脇をとうとうと流れる渡良瀬川の清冽な流れ。そして緑は足利学校や鑁阿(ばんな)寺を埋めるように取り囲む木々の緑である。
足利の歴史は桐生よりずっと古く、平安時代にまで遡ることができる(これに対し、桐生は近世に一種の計画都市として造られた街という)。足利氏の発祥の地であることは言うまでもなく、中世においては最高学府である足利学校を擁する学園都市として、関東一円から有能な人材を集めた。
今以て足利の街が自由で伸びやかな雰囲気を保っているのは、こうした歴史的経緯によるものかもしれない。

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