早春の安曇野 2009 [日本の町散歩(中部)]
東京に越してから、人生で二代目となるバイクを購入した。ワインレッドのゼファー1100。初のリッターバイクである。冬の間、遠出もせず都内をちょこまかと転がしてはいたものの、せっかくの大型なのに・・とストレスが溜まる一方。そんなこんなで、暦だけは春となった3月初め、待ちきれない思いでゼファー初の遠出を決行した。
目的地に決めたのは、北アルプスを望む安曇野の地。初めての旅先である。
都内でもまだまだ肌寒い時期に、深夜中央道を飛ばすのは思った以上に過酷であった。諏訪SAで温度計を見ると氷点下一度。走行中の体感温度は一体何度になるのだろうか。鼻水は凍りつき、手足の感覚は麻痺し、意識がもうろうとなる。必死の思いで到着した宿では、ぶるぶる震えながら、一時間も風呂に浸かっていた。
・・・翌朝、部屋のカーテンを開けると快晴の空。まだ雪を頂いた北アルプスの峰々は美しかった。眠気は飛び、背筋が伸びる。おもむろに窓を開け、どこからともなく聞こえる清冽なせせらぎの音を耳にした時、ここまで飛ばしてきた甲斐があったと思った。
所詮はバイクに跨ったまま、駆け足で巡った安曇野。王道の観光地ばかりで大した写真はないが、ひとまず掲載してみようと思う。
今回私がとった宿のすぐ近くに、この有名なわさび農場があった。言うまでもないが、安曇野は北アルプスの伏流水がいたるところで湧き出る湧水と清流の地。澄んだ水でしか育たない、わさびとニジマスが安曇野の名産である。大王わさび農場は、1917年の
「春は名のみの、風の寒さや」で始まるあの「早春賦」の歌は、ちょうどこのあたりで作られたという。
安曇野の道祖神
大糸線を撮る
白馬村へ
小川村へ
目的地に決めたのは、北アルプスを望む安曇野の地。初めての旅先である。
都内でもまだまだ肌寒い時期に、深夜中央道を飛ばすのは思った以上に過酷であった。諏訪SAで温度計を見ると氷点下一度。走行中の体感温度は一体何度になるのだろうか。鼻水は凍りつき、手足の感覚は麻痺し、意識がもうろうとなる。必死の思いで到着した宿では、ぶるぶる震えながら、一時間も風呂に浸かっていた。
・・・翌朝、部屋のカーテンを開けると快晴の空。まだ雪を頂いた北アルプスの峰々は美しかった。眠気は飛び、背筋が伸びる。おもむろに窓を開け、どこからともなく聞こえる清冽なせせらぎの音を耳にした時、ここまで飛ばしてきた甲斐があったと思った。
所詮はバイクに跨ったまま、駆け足で巡った安曇野。王道の観光地ばかりで大した写真はないが、ひとまず掲載してみようと思う。
大王わさび農場
今回私がとった宿のすぐ近くに、この有名なわさび農場があった。言うまでもないが、安曇野は北アルプスの伏流水がいたるところで湧き出る湧水と清流の地。澄んだ水でしか育たない、わさびとニジマスが安曇野の名産である。大王わさび農場は、1917年の
「春は名のみの、風の寒さや」で始まるあの「早春賦」の歌は、ちょうどこのあたりで作られたという。
安曇野の道祖神
大糸線を撮る
白馬村へ
小川村へ
撮影 2009年3月
本文 2012年12月
本文 2012年12月
2012-06-10 03:56
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